電安法に国際規格と国内規格がある理由

電気用品安全法には国際規格と国内規格があります。国内規格は経済産業省が昔から規定した古い歴史があります。本当はそれで行きたいのでしょう。でもWTO加盟国にはTBT協定を締結する義務があり、そのTBT協定には貿易上の障壁は国際規格を基本としないといけないとなっています。そこで、国際規格を認めざるを得ないことになりました。最近は国内規格から国際規格への移行が進んできました。いずれは国際規格のみになる流れかもしれません。
国際規格の制定は各国が1票をもっているので、多くの票をもつ欧州の意見が入りやすくナッテイマス。アメリカはそれですねたのでしょうか。アメリカは一部の規格が独自規格になっています。さすがにどの国もアメリカに文句は言えないのでアメリカのいうとおりになっています。協定の中身も努力義務なので、守らないからといって何か不都合があるわけではないですが。あの独裁国家である中国すら国際規格に準拠しているのにね。