
日本はWTO (World Trade Organization) に加盟しています。ここに加盟するといくつかは強制的に締結しなければならない協定があります。その一つがTBT協定。貿易の障壁に関する協定です。その2.4条に「加盟国は、強制規格を必要とする場合において、関連する国際規格が存在するとき又はその仕上がりが目前であるときは、当該国際規格又はその関連部分を強制規格の基礎として用いる。ただし、気候上の又は地理的な基本的要因、基本的な技術上の問題等の理由により、当該国際規格又はその関連部分が、追求される正当な目的を達成する方法として効果的でなく又は適当でない場合は、この限りでない。」となっています。つまり規格を制定するときは国際規格が基準となります。そのため、各種規制の内容がどの国もほぼ同じとなります。