楽しい会社を

人生の多くの時間を会社で過ごす方が多いと思います。それならば楽しい会社にしないといけないというのは当たり前となります。集団で過ごすので、全員にとって楽しいのは難しい。それでも変な環境を排除したり、よりよい環境を作る努力はできるはずです。そうなれば退職してくれる人は少なくなる。つまり採用コストも抑えらえることになります。

教育に力を

今は終身雇用はほぼ無くなったといってよいでしょう。自ら退職する人もいるし、会社の都合で辞めてもらうこともありうる。それならば、社員にリスキリングを含む教育に力を入れた方がよいことになります。能力が増えたら会社を辞めてしまう社員が増える?それはそうでしょうが、人材の流動性がある程度あった方が会社は発展しますよ。また、会社が危機に陥ったとき、リストラするにしても社員の能力が高ければ転職もうまくいく。社員が他でも十分やっていける自信があればリストラもスムースに行く。

老いも若きも、天才もバカも

ある会社が黒字リストラをやるそうだ。理由は「若返りをはかる」。それを言った時点で社員全員がいずれ自分たちもリストラ対象になることがわかっただろう。そんな会社でがんばって働いてくれる方がおかしいだろう。確かに若ければ新しい技術の吸収力は高い。しかし、いずれ人間は歳をとる。その時に会社が不要だと思うなら会社と社員の信頼関係はなくなる。ある程度のリストラは必要だが、一定の高齢者も必要だ。それこと定年を越えて一部は働いてもらった方がよい。また、天才ばかり集めてもうまくいかないものだ。一部にバカも必要だ。天才はある面では突出しているかもしれないが、バカの視点の違いというのも重要だ。バカと天才は実はつながっている。地球が丸いように天才の先はバカにつながり、バカの先は天才につながる。そうすると仕事の深みが高まる。またいままでにない製品の発想とかもでてくる。バカ1割、天才1割、普通8割くらいがよい。